スケート歴32年のボード遍歴(5)

スケート歴32年のボード遍歴(5)

前回は中学卒業までの僕のボード遍歴を遡って、結局SANTA MONICA AIRLINESのNATASのボードに行き着いた。

ここから新生活である高校生にめでたくなるのだが、僕の一途なこだわりはさらに強固なものになっていきます。
進学して初めて買ったボードが、、、

101 / NATAS grave cat
とうとうNATASはここでWORLD INDUSTRIESと手を組んで新たなブランド「101」を始動!
もちろん僕も「101」のボードに乗り換えたのでありました!

この頃は毎日高井戸の高速下のスポットに行ってバンク作って飛んでました。
NATASの滑り方をコピーしようと必死だった気がします。
ちなみにNATASは91年の時点でこんな↓感じ。

まさに「普遍」の一言に尽きるライディング。
そして101からは次々と新たなボードが発表されていく。
さらに僕はもう1枚新たな、、、NATASの超問題作を、、、

101 / NATAS-SATAN
実はNATASの毎回出されるボード群には連なったストーリーがある。
SANTA MONICA AIRLINESでは絵のモチーフがずっと「黒豹」。
そこから少しずつ「黒猫」に変化していき、101の1stボードでいきなりその「黒猫」を殺してしまうというストーリー。
そしてこの大問題作の「SATAN」ボードが発売されたと同時にNATAS自身が足首の大怪我に見舞われてしまった。
当時のNATASストーリーを特集したスケートビデオプロダクション「ON VIDEO」がドキュメンタリーを作っている。


怪我して以降のNATASはほとんどその姿とライディングをメディアに晒すことが無くなってしまった。
っということは!僕の目標にするべきライディングが見られなくなってしまったということ。
当時の僕にはお手本となるライダーの滑りが見れなくなるのはとても辛いこと。情報から得ていた自分のモチベーションが絶たれてしまうこと。
その辛さを思い知るスケボーファン時代の僕。

っということでNATASの怪我とともに迷走する高校1年生のスケートライフが始まっていくのでした。